食事会で、母がご機嫌をとるように
「奈緒美は明の友達に天使て言われたがね」
と昔の話を出してきた。
「もう般若になったけどね」
と答えた。
母と仲良くやり取りしてたのにいきなり
暗に弟に手を出すなと釘をさされた。
天使なら聖女なら穏やかに許すのだろうか。
帰りに弟が
「相手はプロよ。俺もプロやけど」
って笑ってた。
無自覚な刺客を信じすぎたんよと。
俺は相手にすらしていないと。
みんな笑顔で、猫は可愛くて
わたしだけ笑えなかった(•‿•)
わたしが懸命に無邪気に作り上げた家庭。
みんな元気ならそれでいい。
月一回だけは行こう。
自分が後悔しないために。