てんとむしの箱庭ブログ

🍀楽しい引き寄せライフ🍀

生き死に

わたしの親はクリスチャンである。

宗派は伏せるが、近々ハルマゲドンが来て

世の中が終わると本気で信じている。

 

そのくせ撫でられたり褒められた記憶はなく

折檻されるばかりで都合よく使われ

自分たちが宗教に入れたくせに

12歳で親に認められたいばかりに

聖書全巻のテストに合格し

洗礼を受けるというエリートコースを歩んだわたしに、

まだ子供のくせにと反対するという矛盾を見せた。

 

年を取り丸くなり、優しくなったのはいいが

世界の終わりが近いから宗教に戻ってこいとしきりに言う。

27で霊感が覚醒したときやばかったが

わたしを助けてくれたのは

コノハナサクヤヒメだったのを見ていながらである。

わたしは神道の生まれだった。

 

だから答えた。

死ぬときは友達もみんな一緒でしょう。

わたしが息も絶え絶えに生きてたとき

助けてくれただいじな人たちも、

その宗教でなきゃ死ぬと言うなら

一緒に死ぬ。

 

地上の楽園も永遠の命もいらない、

わたしはただ自由に天寿を全うしたいのだと。

 

常に死と隣り合わせに生きてきた人間に

死の脅しは効かない。

 

無力な子供が

ただでさえ病弱で呼吸困難で死にかけるのに

虫の居所で百叩きに遭い

真冬の空の下に着のみ着のまま財布を取り上げられて毎日のように追い出され

わたしは年末まで生きてないかもしれないと思いながら夜空を見上げてた。

行くあてもなく洗濯機置き場で

洗い物のシーツにくるまり入れてほしくて

咳払いをしたりくしゃみをしたりしたけど

家族は誰も入れてくれなかった。

窓を開けた隣のお兄さんと目が合ったが

静かに窓を閉められた。

 

大人になって、職場で

隣の家から虐待の声が聞こえるという話題になり

通報すると仕返しが怖いから

虐待された子は自分の子も虐待するんだから死んでもいいがと誰かが言った。

わたしは虐待された子だと言ったら空気が凍りついた。

 

親のことを悪く言うなんてと言う人は

いじめられっ子を責めるんだろう。

 

わたしはわたしを助けてくれた人に

恩を返したい。

親もちゃんと愛してるが過去は消えない。

同じ趣味である音楽くらい

何かいいとこ見つけて認めてほしかった。

いきなり愛想が尽き親離れが来た。

 

名誉も富もいらない、

平和を穏やかさを

ちゃんとごはんが食べられる毎日をどれほどありがたく感じているか

 

ただそれもわたしの胆力なんだろう。

バカみたいに行動力があるのは恐怖心が麻痺しているから。

開き直って感謝してる。

これは皮肉ではない。

 

追記するなら、その宗教の人たちは

基本的に善良な人たちでした。

その人たちを誹謗中傷はされたくないので🙇‍♀