最近は毎日アリエッティを流している。
前世アイルランド移民の父を持ち
極度のファザコンだった名残か
ケルト音楽に魂が反応する。
タイタニックなんてオープニングの
イリアン・パイプスの音色で泣き出した。
そんなわけで、セシル・コルベルの声や
緑を基調としたインテリアなどが大好きで
アリエッティはお気に入りだ。
育った田舎に似た風景も相まって
映画館で最初から泣き通しだった。
わたしの願いを煮詰めてみた。
こうなるといいなーということは
面白いくらいに叶っていく。
じゃあ、一番芯にある願いは何?
以前は、魂の片割れ(♂)に再会することだった。
それも叶った。
再会するまでが願いだったのか
それ以上の期待はない。
ただいないと心に風穴があく。
彼で燃え尽きたので恋も結婚もしたくない。
周囲につつかれ
ありがたいことに食事にでもとお話も来るが
怒りにも似た気持ちになる。
傷つきたくないから?
違う。
皆の幸せを願うから。
うちは普通じゃないし相手に迷惑をかける。
じゃあ障害がなくてみんな幸せになるなら
恋や結婚をしたいか?
ーNo。
わたしはわたしを大事にしたい。
わたしに手をかけてあげたい。
アリエッティの家族のようにちんまり、
最低限でいいから文化的に生きて
ただ、他者や外的要因に追い立てられて
今の生活を失わないように
それだけが願い。